皆のためにツールを作って複雑な操作を簡単に。学生時代に覚えたやりがい

2021年現在、今野 歩美はフレクトのCI事業部で、ECシステム刷新の開発を担当しています。

今野 「業務内容は、参加している案件によって違います。現在は、ECサイトのリニューアル案件でバックエンドエンジニアとして開発をしています。イチから仕様を考えたり、フロントエンドとやりとりしたり、APIや毎日の運用に使うバッチ処理を開発するなど、巨大なシステムをチームで手分けをして開発を進めています。

初期の段階からメンバーとしてチームに入り、きちんとベースをつくって丁寧にコードを書き、テストをして良い品質を確保するなど、当たり前のことを確実にやっていかなければならないという意識を強く持っています」

中学校に入る前からパソコンに触れていたという今野。もともとITエンジニアの父親が、家でパソコンを楽しそうに操作している姿を目にしていたことから、自身も興味を持ったといいます。

今野 「何をしているのかわからなかったのですが、いろんなことができるらしい!いいな!と思ったのがきっかけですね。その後は、小さなプログラムのようなものをつくるようになっていきました。ネットの記事を拾い集めていくと、『ここはもっと簡単につくれる』『プログラム化したら共通化できる』など、もっと“楽”にできる手段を見つけられることが興味深かったです。

また、webで連載されている小説を読むのが好きなのですが、あらゆる媒体で小説が連載されているので、好きな小説がどこにあるのか、どこまで読んだかすぐ忘れてしまうのを解消するために、自分でまとめられるツールを作りました。楽に情報を一元管理できるようになってとても満足し、それが『楽しい』と感じました」

プログラミングを突き詰めて体系的に勉強したいという思いが募り、大学では情報工学を専攻。卒業後の2014年、大手SIerに入社します。

今野 「就職活動で前職の企業の説明会に行ったときに、ある先輩が『自分の好きなことだけを行なえるので、この会社にいる。会社にとってそれがプラスだから認められている』という話をしていて、すごく良いなと思いました。

学生時代から行っていたような、操作などが楽になるツールをつくりたいという思いが強く、自分のやりたいことをさせてもらえる会社に行きたいと考えて志望。丸1年をかけて新人研修を受けたあと、基幹システム系の部署に配属されサブシステムの担当者として、4年ほど保守運用の業務を手掛けました」

開発への強い思いからフレクトへ。スペシャリストチームで臨む案件にも参加

前職の大手SIerで、今野は多くの学びや気づきを得ました。

今野 「ゼロから何かつくるというよりも、ベースがあった上で改善する仕事の方が私には合っているので、手順を改善するツールをつくるなど、非常に良い経験をさせてもらいました。

金銭に関わるシステムの担当だったので、正確性を重視する価値観の中で集中して仕事をするのも自分には向いていると感じていました。ただ、保守業務が中心だったので開発をきちんと経験できなかったことだけが心残りでした」

フレクトに転職した理由としては、開発への思いが大きかったと振り返ります。

今野 「前職である時、社内で有志のチームを作るためにエンジニアを募集するという話が持ち上がりました。別部署の話だったのですが、強い興味を持ち、上司に掛け合って参加しました。それまでのシステムの主担当業務から抜けて、どっぷりと開発に集中でき、とてもやりがいを感じました。そして、開発への思いが強くなりました。また、組織内で大きな変化があり、会社のスタンスが変りました。これらのきっかけで『環境を変えよう』と思い、転職に至りました。

フレクトは各案件のフェーズに合わせてメンバーを変えて、誰にどの案件を任せるのかもできるだけ本人の意向に沿うようにしている、という話を聞いて、『自分の希望と合うな』と思いました。採用面接の最後に社長が『今のオフィスはこのような雰囲気で、今野さんが入ったらここで仕事をしてもらいます』と丁寧に案内してくれて、フレクトで仕事をするイメージが具体的に湧いたのも決め手でした」

2020年にフレクトに入社し、国際物流システムの保守/エンハンス業務の担当として、主に開発を手掛けます。まだまだ経験が浅い開発に取り組む中で、一番印象に残っているのは、ヘルプでフロントエンドに入った案件だといいます。

今野 「第一線級のプロフェッショナルが集まっていて、大変な状態でもみんながフォローし合う環境。リモートワークの中でも、Slackでコミュニケーションを円滑に取り、丁寧な上にスピード感も出して仕事を進めていました。みんながそのように仕事をしていると快適ですし、自分の作業に集中できます。『自分も先輩たちのように仕事ができるようになろう』と心に決めた出来事でした」

教訓と学びの日々に満足──職業観を形成する人材やチャンスに出会える職場

▲友人と趣味のボードゲームで遊んでいるところです。ちなみに社内にもボードゲーム部があります。

フレクトで経験を積みながら築き上げてきた仕事を進める上での心得として、今野は丁寧なコミュニケーションを心掛けることや、思い込みでの作業をなくすことを挙げます。

今野 「特に『ここはこうだろう』という思い込みを持って作業すると、大抵何か間違っていて修正しなければいけなくなります。そうした思い込みは意識的になくすように、肝に銘じています。そうしないと、自分が後から大変な思いをすることがよくわかったので。

また、業務の上では多くの人がこだわりやルールを持ってコードを書いているので、『この人はどのように仕事をしているのだろうか』と観察するようにしています。良いところもあれば、自分としては納得いかない部分があると気づくことも多いので、きちんと観察して判断することが大切だと思います」

新しく学んだプログラミング言語をプライベートでも使用してみるなど、スキルアップにも貪欲さを見せる今野。勉強会の開催など、学びの機会に恵まれているフレクトの雰囲気が自身に非常にフィットしていると語ります。

今野 「学びを深めるのに、フレクトはとても良い環境だと思います。周りの人に感化されることもありますし、『この書籍が良いよ』といった共有も多く、さまざまな気づきもある。勉強会もよく開かれていますが、そういう視点で勉強会を開いてくれる人がいるのだと、驚くことも多いです。

私自身は小心者なので、何かを発信したり勉強会を開いたりする勇気がなかなか出ないのですが(笑)。もしかしたら、ほかの人から見ると『勉強会をした方が良い』というようなトピックを持っているのかもしれません。今はまだ、知識を拾い集めることに精一杯。これからは、そういった発信することも積極的に考えていきたいです」

路線変更にもフレキシブルな体制の中で広がる展望

今野は学ぶことへの貪欲さとフレクトの環境を活かし、活躍の幅をさらに広げようとしています。

今野 「フレクトは、お客様との距離が近いです。社内にたくさんいるスペシャリストから学びながら、いろいろな経験を積んでいきたいです」

目下目指しているポジションは、プロジェクトリーダー(PL)。全体を見ることが得意だという今野は、全体を見てきちんとタスク振りなどができるようになりたいと、目を輝かせます。

今野 「もう少し開発経験を積みつつ、お手本となるPLの近くで観察して学ぶ機会があればいいな、と願っており、適切な案件がないか上長にも相談しています。そして先輩のやり方をよく観察して自分のものにするなど、一歩ずつ進んでいきたいです。その先にPMを目指すのか、あるいは別の道を歩むかは、正直なところやってみないとわかりません」

思い描く人物像として、今後は様々なシーンで迅速に動けるような柔軟性を持ちたい、と語ります。

今野 「前職で運用保守を手掛けていたとき、営業担当からの要望を伺い、資料に反映させることや、協力会社との調整などといった業務も担当していました。その経験を活かして、お客様の意見をヒアリングしてそれを基に活用・変換し、しっかりと提案できるようになりたいです。言語化能力もアップしていきたいなど、将来に向けたイメージの輪郭は持っています」

個人が具体的な野望を抱けるほど、フレクトには柔軟に希望に応えてくれる環境がある、という今野。

今野 「入社後に方向転換することもあるかもしれません。でも、毎月ある上長との面談の中で要望を伝えると、なるべく意図を組んで『次はこの案件に入ろう』など、希望に応じたアプローチをかけてくれます」

得意領域で実力を存分に発揮できる業務に加え、経験は少ないけれど希望していた開発にもチャレンジできるという理想的な環境の中、躍進を続ける今野。水を得た魚のようにイキイキとしたその姿をお手本とする後進も、これから続々と生まれてくることでしょう。