難しくもあり楽しくもある。それが新しいことへの挑戦

2017年4月にフレクトへ入社をし、現在、大手建機メーカーのシステム開発プロジェクトに携わっている酒井将太。入社当時は一エンジニアとして、モバイルアプリの機能開発を進めていました。

2019年からは、AIを使った新システムの研究開発プロジェクトに携わり、現在はそのプロジェクトのプロジェクトマネージャー(PM)を務めています。

このシステムを実現することができれば、将来大幅な人手不足が予想されている建設現場において、現在より少ない人手で作業できるような計画を簡単に組むことができるようになります。

酒井 「こうしたプロジェクトはフレクトの中でも比較的チャレンジングなプロジェクトです。いままで経験したことがなく、新しいことにチャレンジしていくことはおもしろくもあり、難しくもありました。

お客様の『これがやりたい』に対して、私たちは『どうすればできるのか』というところから考える点に面白さを感じます。一方で、お客様と実際に現場に行き構築したシステムを使ってみると想定していたほどの効果が出なかったり、うまくいかなかったりする点に難しさを感じています」

お客様のやりたいことを実現できる存在へ

▲休日は趣味のアウトドアスポーツを楽しみリフレッシュしています

こうしたものづくりに興味を持ったのは子どもの頃からです。幼い頃から機械を触るのが好きで、将来も機械に触る仕事がしたいと考えていました。

酒井 「親からは私が子どもの頃、ドライバーを使って掃除機などを分解していたと聞いています(笑)

高校生の頃に父が使わなくなったパソコンを触るようになって、『すごいな』『コンピューターを使った仕事がしたいな』とはっきりと思うようになりました。大学でも機械やパソコンなどについて勉強をしたいと考え、情報系の学部を選びました。卒業後は、大きい会社で上流工程主体の仕事をするよりも、自分自身でプログラミングをして、自分の手でつくる会社にいきたいと考えていました」

そして、2011年に新卒で中小規模のSIerへ就職。入社後は、Webアプリケーションの開発・設計などを担当します。

酒井 「目的達成のためにプログラミングをしてシステムを動かすので、そこに対する面白さと難しさを経験しました。また、自分がつくったものが動いて、それが人の役に立つことにやりがいを感じました」

当時、経験した家庭用電化製品のスマートフォンアプリの開発は、その後に活かせる良い経験になったと酒井は言います。企業向けのシステム開発とは違い、その開発は一般消費者向けのアプリだったため、ローンチするまでの完成度ややり方の部分で違いが勉強になったと、当時を振り返ります。

酒井 「当時、2~3人のチームでリーダーをしていました。コストの想定を誤り、予算に無理が生じてしまい、結果として本来提供すべき機能を提供できなかったという出来事がありました。この一件を通じて、お客様のやりたいことに優先順位をつけてもらって取捨選択する重要性に気づきました。この過去の経験は、現在業務の中でも生かしています」

酒井はこのような経験をしていく中で、すでに決まった仕様を元にプログラミングだけをするのではなく、より上流部分から携われる会社にいきたいと思うようになりました。

そして、課題に対してお客様と一緒に議論をしながらシステムをつくっていくことができる点に魅力を感じて、フレクトへの転職を決めました。

先を見据えてお客様と向き合うことの大切さ

フレクトに入社した当時から、“PMになりたい“という想いを抱いていた酒井。PMとして仕事をしてみると、お客様からの要望と予算との調整に難しさを感じると言います。

酒井 「フレクトは課題解決を起点に、新しい価値をつくっていくようなプロジェクトが多いため、予算内でどこまでできるかを考えることはとても難しいです。例えば、業務システムである『勤怠の管理システム』を開発するとなった場合、私たちがやるべきことはほとんど決まっています。

しかし、お客様が求めるものが『施工現場を効率化するシステム』である場合、それを実現するためには何をどうすればいいのかわからないところから、お客様と一緒に考え議論をしていきます。

フレクトでは、お客様の利益を大きくすることが重要だと考えています。そのためにPMとして、お客様と一緒に伴走し、先(未来)を示すことを意識しています。

まずお客様に対して、『その予算ではここは実現できませんが、代わりにこういったことをすればもっとよくなり、予算にも収まります』とか『今回はここまでの開発ですが、将来的にはこの段階まで進めましょう』というように、先を見据えた話をしています」

一般的に、SIerのマネージャーはお客様のビジネスは理解していても技術のことはわからなかったり、反対にエンジニアは技術のことだけを考えて『これはできない』と言ったりするケースも少なくありません。

酒井 「お客様の利益を最大化するためにはどうすればいいのかを目的に、できない理由を考えるのではなく、常にどうすればできるかを考え、お客様に向き合うことが大事だと思います。フレクトは会社として、そうした想いを持っており、若手のメンバーにも先を見据えて提案する力を身につけていってほしいです」

技術とマネジメント。二刀流を目指して──

今後は社内全体として、様々な社員がもっと多くの幅広い仕事をできるようにし、お客様の要望にもさらに応えていけるようにしたいと酒井は語ります。

酒井 「まずはお客様から任された仕事をきちんと行います。それだけではなくチームメンバーに対しても個人のキャリアにつながる仕事にチャレンジしてもらい、自分自身もメンバーも市場価値の高まるような取り組みをやっていきたいと考えています。メンバーには、少し背伸びした仕事を任せることで、お客様の利益を最大化させながら、メンバー自身にもしっかりと成長の機会に繋げてほしいです」

IT関連の技術の進歩は早く、ずっと同じレイヤー・同じ仕事をしていては相対的にエンジニアとしての市場価値はどんどん低くなってしまいます。そうならないよう、常に少し背伸びした仕事に取り組み、仕事の幅を広げることでメンバー自身が学び、経験することで成長できると考えます。そしてその結果、エンジニアとしての市場価値も高まります。 

今後、酒井自身はどのような技術に対してもきちんと中身を理解してマネジメントできるように、さらなる技術力とマネジメント力を向上させ、どちらも対応できる二刀流を目指したいと言います。

これからも酒井はPMとして、お客様の利益の最大化の追求、そしてメンバーの着実なキャリアップの支援と、技術力とマネジメントの二刀流を目指して走り続けます。