自分のポテンシャルとは。悩みつつ転職を考えはじめたきっかけ

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▲プライベートでは2児の父です

21年間在籍した会社を辞めて、DXCへ入社した引木。もともとPCいじりが好きで、コンピューターを使って「ものづくり」を表現したい、たくさんの人を喜ばせたいという想いからアプリケーション開発者へ憧れ、前職でエンジニアとしてお客様へサービスを提供していました。何か新しいものを創り出したいと開発部門へ所属しましたが、思うような成果が出せなかったと話します。

引木 「これまではエンジニアとして、BCP/DR(事業継続計画/ディザスターディカバリー)などの災害対策立案や、ネットワークの可視化アプライアンスの開発、AIプラットフォームの運用などを行ってきました。直近では、Microsoft Power Platformを使ったアプリ開発や顧客レクチャーを、サービスとして提供するチームに所属していました。

そのかたわら、スキルを活かして、スタートアップ企業でセキュリティ対策の建て付けや、AIプラットフォームの傾向分析レポートを顧客に提出する副業もしていました」

前職の会社は、定年まで勤め上げる人も多かったことから「自分もここで定年まで勤めあげるんだろう」と思っていたと話します。しかし、同業種への副業に対する会社の規制が思っていた以上に厳しかったことや、本業でもあまり変化がない日々を過ごす中、自分のポテンシャルを上手く発揮できていない、専門性を身につけることが難しいと感じ始めていました。自身の40代という年齢や家族のことを考えて、おいそれと転職はできないと悩む気持ちがあったものの、引木は転職を具体的に考えるようになったと言います。

数社から内定をもらい、最終的にDXCに決めた理由

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転職活動を始めた引木が、会社を選ぶための基準として考えていたのは「ロールや階級に関わらず、人を大切にする会社である」ということでした。

引木 「DXCのことはまったく知らず、とあるエージェントに紹介されて初めて知りました。最初の印象はロゴがかっこいいな、オフィスが綺麗、YouTubeの企業動画でインタビューされている方が、生き生きされているなということでした」

いろいろな企業を調べたり、転職した知り合いから話を聞いたりしましたが、中でもDXCのカジュアル面談(※)で、実際にDXCに中途入社した社員と話したときの会話は、腑に落ちやすかったと言います。
※採用選考とは関係なく、現役社員から転職活動中の疑問点をあらかじめ聞くことができる面談

引木 「カジュアル面談で、私と年齢が近い方も中途入社していることを聞いたこと、現役社員がロールを変えても、自分が挑戦したいことにチャレンジできているという前向きな気持ちを話していたことが印象的で、どんな人にも手を差し伸べる会社の姿勢を好ましく感じました」

これまでのスキルを活かしたコンサルタントとして、数社から内定をもらった引木は、最終的にDXCの内定を受けることに決めます。

引木 「コンサルティングしかやらない会社より、テクノロジーを持っている会社が良かったからです。それなら、自分で身につけたスキルでコードをいじったり、ツールを開発したりすることもできます。実際そのようなツールを開発してお客様にサービスを提供しているような案件もお聞きし、さらに自信になりました。また、各自が裁量を持ち、自分のポテンシャルを最大限仕事に活かしている姿を魅力的に感じました」

入社して実感した、人のフレンドリーさと自由な文化

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▲有志で集まったDXCメンバーとテニス。社内SNSなどで参加したい人を募ります

DXCに入社した引木は、テクノロジーコンサルタントとして、APM(アプリケーションパフォーマンスマネージメント)、クラウドリフト&シフト、ワークプレイス、モダナイゼーションなど、あらゆる分野で、お客様に提供するサービスの価値創造を行っています。

外資系のIT企業には、英語が飛び交って雰囲気が悪い、人の入れ替わりが激しいなど、負のイメージもあったと話す引木に、2022年11月現在のチームの雰囲気を聞きました。

引木 「入社後はマネージャーやメンターをはじめとしたチームのみなさん、直接会ったことのないプロジェクトのメンバーからも暖かく迎えてもらいました。また、海外にいる外国籍の上司はとてもフレンドリーで驚いています。

今の勤務形態はリモートワークが多いですが、たまにみんなで直接会ってランチをしたり、新しく入社される方がいればエスコートしたりしながら交流しています」

業務外でも、有志で集まってテニスをしたり、個人が好きなテーマで自由に話すオンラインのトークセッションに参加したりして、組織の枠を超えた交流をすでに楽しんでいると言います。

入社前と入社後で、思っていたことと違うと感じたことはなかったのでしょうか。

引木 「今のところ大きなギャップは感じていません。ある程度個人の裁量に任されていている制度が多くあり、ルールに縛られることなく自分のやりたいことができています」

たとえば、勤務時間は個人の裁量で柔軟に対応できるなど、制度の中で許容されていることが多く、ひいては、それを活用できることが文化として根づいていることに強いインパクトを受けたと話します。

お客様も自分もワクワクするような、ソリューションやサービスを提案したい

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DXCへ入社してまだ間もない引木ですが、どのような存在になっていきたいと考えているか、どんなことを成し遂げたいか、今後の展望を聞きました。

引木 「自分が与えてもらった思いやりの気持ちを返す意味でも、人にやさしい、かつ『一緒に仕事ができて良かった』と思ってもらえるような存在でありたいです。そして、お客様も、自分たちもワクワクするようなソリューションやサービスを、どんどん提案したいです」

また、自身の転職活動を振り返って、実際に感じたことを、今転職を考えている方へ伝えたいと力強く話します。

引木 「私もそうですが、40代以降の方や、まだ転職を経験されたことがない方は、転職について、とても迷うと思います。ですが、私はDXCに転職して、人とのコミュニケーションやオフィス環境も良い意味で変わり、気持ちが楽になりました。

会社は人がつくるもので、会社の定めた枠組みや制度の中であれば、個を生かした活動が可能です。現職を活かす、または新しいことにチャレンジするとしても、転職を機に新しい環境に身を投じるのは、自分に合った場所を見つけるという意味でも絶対にチャンスだと思います」

前職の同僚や仲の良い友人に転職したことを伝えると「本当に転職するとは思わなかった!」と驚かれた、と微笑みながら話す引木。転職という大きな決断をした彼の、今後の活躍にご注目ください。