多くの人に幸せやきっかけを提供したい。カフェが持つきっかけづくりの力

体育大学出身で、学内外でトレーニングコーチとしての指導経験がある中溝 健介。そんな彼には大切にしていた想いがあります。

中溝  「ひとりの人間・ひとつのチームに対して自分が相手に何かをしてあげることで、プラスになることがしたいと常に思っていました。たとえば、練習への取組み意識を変えることで試合に勝利したり、良い記録が出たり。トレーニングを通じて、チームや選手一人ひとりの長期的な成長につなげることができる点はとても魅力的でした」

しかし、特定のひとりと長期的に関わること以上に、短い時間の中でより多くの人に、幸せやきっかけを提供したいと考えるようになります。その想いは就職活動の軸にもつながっていきました。

中溝 「カフェに興味を持ったのは、ドトールの会社説明会に出席したことがきっかけです。カフェを利用されるお客様の目的って人それぞれなんですよね。コーヒー自体や空間が好きな方、店員との会話や特定の商品が好きな方などさまざまな人がいます。そうしたいろいろな『好き』がある場所でなら、多くの人に幸せやきっかけを提供できると思ったんです」

カフェはいろいろな「好き」が来店の目的になっている場所であると気づき、そこにおもしろさを感じ始めた中溝。

中溝 「コーヒーが飲みたくて入ったカフェだったけど、そこの居心地の良さや空間に満足することってありますよね。店員さんの接客が良くて、新商品が気に入って通うようになるということもあると思います。

そうした当初の来店目的とは異なる部分でも満足し、元気をもらって次の場所に向かえるようになることがたくさんあると思うんです。カフェはプラスアルファで新たなきっかけをつくることができる場所だと考えています」

そんなカフェで働くことは、多くの人にいい影響を与えることにつながる。これは中溝自身が大事に思っていたことでもありました。

中溝 「両親が自営業で飲食店を営んでおり、飲食業の大変な面ももちろん知っていました。ただ、それ以上にやりがいを感じているのを小さいころから近くで見ていたんです。それも飲食業に目を向けたきっかけかもしれません」

「人」と「挑戦」。ひとりの人として向き合い、意思を尊重する社風に惹かれた

就職活動中はさまざまな企業を受けていた中溝ですが、ドトールに入社を決めた理由は大きく2つありました。

1つ目は人。人事担当者と就活生、店長とアルバイト、店員とお客様。立場は異なるものの、どんな関係性であっても人対人の関わりであることに変わりはないということを、就職活動を通してあらためて気付かされたと言います。

中溝 「ドトールの人事とは上も下もなく、対等な関係性を築けたように感じました。会社視点ではなく、私の視点に立って一緒に物事を考えてくれたことが一番印象的でしたね。 

自身の実現したいことに対して何がベストかを一緒に考え、向き合ってくれました。『自分の人生だからこそ、最後はきちんと自分で選択してね』と、自分の意思で勝負するというスタンスを感じたんです」

そうした社風にとても魅力を感じた中溝。もうひとつの理由は自ら挑戦できる環境でした。

中溝 「たくさんの人にさまざまなきっかけや価値を提供するためには、自分自身が豊富な経験をし、器の大きい人間でなければいけないと思っています。人に良い影響を与え、人に価値を感じてもらうためには、自分自身が本当の意味で共感できる(当事者の立場で考える)ことが大事です」

この思考は、高校時代の部活動での経験が大きく影響しています。インターハイ出場経験のある卓球部に所属し、3年次には部長を務めていた中溝。しかし、決して順風満帆ではありませんでした。

中溝 「私自身は、団体戦でいうと試合に出られるか出られないかくらいのレベルでした。部長ではありましたが、エースではなかったんです。そのため、自分の中に常に劣等感や葛藤がありました」

スポーツの世界は、努力だけでは通用しないこともある。そのことに苦しむこともありましたが、中溝は発想を転換し、前を向いていったのです。

中溝 「たとえば自分と同じような立場の人に対して、トレーニングという手段でサポートをし、その人が成功したらと考えてみました。その時、きっと喜んでもらえるだろうし、そこに関われた私も嬉しさややりがいを感じられるのではないかと思ったんです。このことは、自分の中でやり切れなかった気持ち、悔しさがあったからこそ気付けたことだと思っています」

もともとの「より多くの人に良い影響を与えたい。カフェならそれが実現できる」という想い。そしてドトールが持つ、年齢や社歴に関わらず、早い段階からいろいろな経験をしていける環境が自身の考えとマッチしていたのかもしれません。

吸収と挑戦を続けた新入社員時代。思いが伝わり、同期最速で店長に

2018年4月、新卒としてドトールコーヒーに入社。1年目は研修を受けたのち、エクセルシオール カフェの店舗へ配属となりました。

中溝 「最初はセカンド社員として、店長の指導を受けながら店舗で勤務していました。日々お客様と向き合い、アルバイトさんと一緒に働く中で、嬉しいことも失敗したこともたくさんありましたね。そんな中で、同期の中で一番早く店長になれるチャンスが来たんです」

普段から自身の考えや思いを周囲に伝え、上司にも早く店長になりたいと話していた中溝。知らないことをどんどん吸収し、挑戦を恐れず取り組んでいたところ、同期で1番早く店長になることがかなったのです。入社1年目の冬のことでした。

中溝 「“想いを伝える”+“行動する”ということを続けていた結果だと思っています。一番に店長になったものの、わからないことやできないことは多かったです。当時は周りの先輩方を頼り、まずやってみて、そこで気付いたことを大切にしようと思っていました。

挑戦はたくさんしましたし、わからないことは上司に積極的に質問をしていました。思い返すと、失敗も山ほどありましたね(笑)。

店長になった後も、新たな挑戦をしたいと思った時は、機会を与えられるのを待つのではなく、自ら勝負したいという意思を発信していました」

そうした中溝の想いや覚悟が伝わり、1店舗目から売上規模が大きい新宿の店舗に配属されます。

配属後に実施された主力商品パニーニの社内キャンペーンでも、まずやってみるということを意識し取り組みを行いました。

中溝 「キャンペーンは、直営全店の中で第3位という結果になりました。店舗では、店長ひとりでは達成できないことがたくさんあるんです。だからこそ自身の想いを発信しながら行動し、アルバイトの方を巻き込んで取り組みました。それができたからこその結果だったと思います」

そうして丸1年店長を経験したころ、人事部門へ異動のチャンスが訪れます。

中溝 「実は内定者の時から、いつかは人事をやってみたいという想いがありました。それをよく口に出していたんです。当初は5,6年目にジョブローテーション制度を利用してチャレンジしようと考えていましたが、人事で勝負してみないか?と声をかけてもらい、思い切って挑戦してみる決断をしました。

まだ早いとも思ったのですが、次にいつチャンスが来るかわからないですし、これ以上ない機会だと思ったんです」

プラスの影響を与えられる人になりたい。発信と挑戦をこれからも

店舗勤務時代から自身の考えや想いを積極的に発信してきた中溝。本社に異動してきてからは、言いたいことややりたいことをただ発信するのではなく、そこに対するロジックや根拠が必要であることにあらためて気付きました。

中溝 「人事に来てもうすぐ1年が経ちます。採用担当者として足りない部分があると痛感することも多く、まだまだ勉強中です。

入社しても感じるドトールならではの魅力は、 “人”と“チャレンジ”です。まだ短いドトール人生ではありますが、挑戦することと発信することの大切さは体感してきました。こうした大切さを学生の方々に伝えていきたいと思っています。

自身の経験や行動を通じて、会社の魅力・働く意義が伝わればな、と。その結果として、『ドトールでたくさんの挑戦や価値の提供をしたい!』と共感してくださる方に入社していただけること、それが会社にも良い刺激を与えるきっかけになると思っています」

採用担当者としてはもちろん、自分が関わった人全員にプラスの影響を感じてもらえるような人間になる。これは中溝の人生の目標でもあります。

中溝 「挑戦する中で壁にぶつかることもたくさんありますが、壁がわかるというのも挑戦した結果だと思うんです。そうした中で私と関わって、『可能性』を感じていただけたら、『中溝と出会えてよかった』と感じてもらえたら最高ですね!

そう思っていただけるように、これからも自分の可能性を信じ、どんどん挑戦していきたいです」

人と向き合うこと、その中で価値を提供し続けたい──これからも失敗を恐れることなく、中溝の挑戦は続きます。