社会人になってもハードル走を続けるために選んだドトールコーヒー

▲ドトールのハードル選手として、これからの活躍に期待。

2020年4月にアスリート採用で新入社員として入社した金井 まるみ。社会人になってもハードル走を続けていくため、彼女が選んだのはドトールコーヒーでした。

金井 「もともと青山学院大学の先輩がドトールで競技をやっていたので、アスリート採用をやっていることは知っていました。結果がすべてという厳しさの中、活躍を期待されているアスリート採用で選んでもらえたことをとても嬉しく思っています」

ドトールを選んだ理由は他にもあるといいます。

金井 「私自身、コーヒーが大好きなんです。家族も含めて飲まない日がないくらいで。小さいころからドトールがすごく身近な存在としてありました。

また、競技の部分だけではなく、社会人として働く上で成長できる場であると感じたことも大きな理由です。学生時代には知り得なかったことがたくさんあります。仕事を通して、競技以外の部分でもさまざまなことを学びたいと思っています」

2020年現在、週2回本社で勤務をし、それ以外の時間をハードル走の練習に充てています。

金井 「ドトールに入社してからは人事部のひとりとして、面接を受ける学生との日程調整や内定者に向けて新商品の紹介などを主に担当しています。私の後輩たちが就職活動をしているタイミングなので、近い年代の人たちとコミュニケーションを取れるのは楽しいですね。また、直近の課題では、新卒採用の会社説明会での司会進行に向けて練習中です。指導してもらいながら、少しでも良い説明会にするべく頑張っています」

仕事にも競技にも、一生懸命に取り組む金井。その原動力であるハードル走との出会いは、意外なものでした。

偶然始めたハードル走が人生を変えた──納得いくまで向き合う負けず嫌いに

▲日々の練習風景

金井 「中学校に入学して部活動を選ぶときに、なんとなく運動部に入りたいと思っていました。そのときは、『球技と水泳はできないし、陸上ならできるかも』と消去法で選んだんです。小学生のときにリレーの選手をしたこともあったので『短距離なら走るだけだし、できるかも』と(笑)。そして陸上部に入部をしたら、顧問の先生から『ハードルをやってみろ』と言われたんです。最初は正直驚きました。ハードル走についてまったく知らなかったので」

しかしここから、ハードル走の魅力にのめり込んでいきました。

金井 「ハードル走は技術が求められるスポーツです。100Mの間にハードルが10台あります。1台目、中盤、後半それぞれに気をつけないといけないことが豊富にあります。たとえば、1台目までの距離感を意識して前傾になりすぎない走りをする、ハードル間は大股にならないよう刻んで走って飛びやすい体勢をつくる、ハードルを飛び終えた後の最後の走りも気を抜かないなど……。

また、トレーニングでもハードルドリルといって、足の動かし方・フォームの確認や股関節を柔らかく保ち可動域を広げるための動きづくりが欠かせません」

少しでも速く走るために一つひとつ課題を見つけてクリアしていくこと、技術を身につけていくことに、ハードル走のおもしろさを感じるようになったと意気揚々と語る金井。こうして、中学以来100Mハードル走を専門でやり続けています。

しかし、彼女自身はこんなにもハードル走を続けていくとは思っていなかったと言います。

金井 「幾度となく『もうやらないだろう』と思ってきました。でもハードル走をやっていく中で、自分で掲げた目標にちょっとだけ足りなかった悔しい経験が何度もあったんです。なんとしても達成して『やり切った!』と思えるまでやろうと思っていました」

自分の納得いくまで、ハードル走と向き合いたい。非常に負けず嫌いな性格が支えになっています。

金井 「自分で掲げていた100M13秒台という目標は、大学2年生のときに達成しました。自己ベストは13秒52です。大学3年生のときに出場した全国大会では、2位になりました。そのときに、日本一になりたいと強く思い、社会人になっても続けていこうと決めたんです」

2020年現在、陸上女子100mハードル走の日本記録は12.97秒。金井は日本記録まであと0.55秒というところですが、陸上競技において0.01秒という時間は大きく、まだまだ課題はたくさんあると語ります。

ビジネスも競技も両立できるドトールコーヒーの環境

▲社章を指さし、「ドトールコーヒーの社員となりました」

会社員とアスリートの二足の草鞋を履く金井。ドトールは、仕事と練習を両立する場所として、とても魅力的だといいます。

金井 「働くときと競技するとき、オンオフをしっかりとつけられます。私自身切り替えたいタイプなので、ドトールの環境はやりやすいです。普段から気持ちを切り替えるために、時間をきっちり決めてテキパキ取り組んでいます」

業務を通して日々新しいことを学び、仕事にも前向き。そんな金井は現在、新たな取り組みも考えています。

金井 「アスリートという経験も生かしてできることがあると思っています。アスリートは、健康志向が高く食に対して気を遣っている人も多いです。そういった視点を生かして商品開発につなげられるかもしれません。

また新しい取り組みとして、広報のみなさんと一緒にストレッチ動画配信の企画も考えています。店舗での立ち仕事が多い方でも、テレワークで運動不足の方でも、みなさんに楽しんでもらえるものにしたいと思っています」

また、仕事面では周囲の支えを多く感じるといいます。

金井 「私自身至らないところも多いですが、先輩方はとても温かくて、しっかり教えてくれていることもとてもありがたく感じています。また、一緒に働いているドトールのみなさんから、『次、試合いつなの?』と声をかけられたり、結果を残せるよう応援したりしてもらえることもとても嬉しく思っています。

陸上を知っている方から応援してもらえるのはもちろん嬉しいですが、こうやって陸上に興味を持っていなかった人たちが自分をきっかけにして陸上やハードル走に興味をもってくれるようになることは本当に嬉しい瞬間ですね」

よりいっそう社内でも知ってもらえるよう、金井は努力し続けています。そんな彼女の今後の目標とは──

ドトールからオリンピックへ──競技と仕事を両立させながら夢を追う

▲ハードルを跳ぶときの姿勢が大事

2020年現在、日本一のハードル選手を目指す金井は、2024年のオリンピック出場を見据えています。

金井 「私自身改善するべきところだらけで、競技者としての実力を底上げしていかなければいけません。それらを一つひとつ改善し、記録を少しでも伸ばせるようになっていきたいです。また、今までの練習を続けるだけでなく、新しいチャレンジも模索しながらいろいろやっていきたいです」

ハードル走は技術だけでなく、スプリント力や足の速さも高めていかないといけません。

金井 「筋力、走力、体力もまだまだだと思っているので。2024年に向けた4年間、ベースを大切にしながら結果を残せるように練習をしています」

一方で、ドトールでの仕事の中でもチャレンジを誓います。

金井 「まだ毎日の業務を覚えていくことや電話対応やPC業務だけで精一杯ですが、単に覚えていくことだけでなく、会社のためになることも考えられるようになりたいと思っています」

アスリートとしての成長もドトールに還元することを考えている金井。

金井 「将来的に私がもっと強い選手になれば、ドトールの活動として認知されて『こんなに強くてすてきな選手がいるんだ』と思ってもらえるんじゃないかと。だから強い選手になったときに、ドトールや社会に対してできることを考えていければと思っています」

今までの競技経験がドトールでの仕事で生きた瞬間もいくつもあるといいます。

金井 「競技でもいろんな挑戦をするとき、それまで知らなかったことに気づくことが多いんです。同様に仕事の中でも気づきが多く、それがおもしろさにつながっていると感じています。日々発見した課題や良いことを取り入れて、より良い仕事をしたいと思っています」

二足の草鞋を履きこなしながら、金井の挑戦はこれからも続きます。