得意なキャリアの積み重ねより、憧れの世界へ飛び込む

小林が接客業に携わるようになったのは、学生時代のアルバイトからでした。

明るく元気で、人と話すことや人と関わることへのコミュニケーション能力に長けていた彼女は、卒業後もその強みを活かして接客業の仕事を続けてきました。

しかし6年ほど働いたとき、実家を出て大学時代を過ごした名古屋で働くことを決めます。

新たな土地で働き慣れた接客業のキャリアを続ける道もありましたが、小林は「この機会に思い切って、ずっと憧れていた仕事への転職をしよう」と決意したのです。

旭化成アミダスに出会ったのは、そのような決意を新たに事務職の仕事を探していた頃でした。

小林「面接でお会いした、コーディネーターの方や営業のご担当者にとてもよくしていただきました。事務職の経験がない私の話を丁寧に聞いてくださり、希望にそって派遣先を探してくださいました。

他にも派遣社員の募集をみて申し込んだ会社があったのですが、あたたかいフォローをして頂く中で、旭化成アミダスのもとで仕事を探そうと思いました」

こうして小林は、新たなキャリアへと踏み出します。

丁寧にひとつずつスキルを積み上げていく日々

アミダスから紹介を受けたのは、積水ハウス不動産中部株式会社。賃貸物件を扱う部署の事務職でした。

小林「はじめて職場見学で伺ったときに“いいな”と思いました。飲食店とは違う、いわゆる会社のオフィスという感じで、『ここで働きたいな』と。当時の営業所長さんと事務員の方々とお話したのですが、とても感じのよい方で、雰囲気もよかったのです」

小林が入社したのは2019年11月。さっそく“未知の”事務職がスタートしました。

小林「ちょうどその頃は業界的な繁忙期の狭間だったこともあって、当時面談をしてくださった方が、かなり時間を割いて、社内の機器やシステムの仕様や使い方など教えてくださいました」

接客業が長かったとはいえ、小林は大学の授業である程度パソコンのスキルは身につけており、アルバイトの中で書類作成をした経験もありました。

はじめての作業が多いなかでも、「大変だと思ったことはなかった」と小林はいいます。

小林「つきっきりで教えてくださった方が、メモを取る時間を充分につくってくださいました。そしてさらに、そのメモをベースに自分専用のマニュアルを作成するやり方を教えてくださったのです。もちろん必要な資料なども準備してくださいました。そのおかげで、順調に仕事のやり方が身についていったと思います」

最初は電話対応からはじまり、日に日にできる業務を増やしていった小林。特に電話対応では接客業の経験と初対面の方と話すことが得意なことを活かし、しっかりとコミュニケーションを取っていきました。

お客さまを待たせない、不安にさせたくないという想い

2021年現在、賃貸オーナー向けの報告書や契約書の作成、入居者からの問い合わせ対応や書類発行、協力店への対応依頼などをメインに行う小林。

最近では、仲介店さんからの評判が耳に入るようになったことが、嬉しいことなのだと話します。

小林「契約書を扱うので仲介店のご担当者と話す機会は多いのですが、仕事の話だけでなくちょっとした世間話などもできるようになりました。営業の方から“仲介店の担当者さんが、小林さんいいねって褒めていたよ”と教えてくださると素直に嬉しいし、やりがいも感じます」

小林が普段心がけているのは、「仲介店さんからの依頼に、できる限り早く対応する」ことです。

小林「自分が何かの業務の途中であっても、後回しにしても支障のない限りは、仲介店さんの依頼を最優先して対応するようにしています。

私たちは直接お客さまとやりとりすることはありません。その分、仲介店さんが顔になってくださっています。そのため、頼まれたものの対応が遅いと、それは直接お客さまとやりとりしている仲介店さんの接客がスムーズにいかないと思うのです。だから、そこは細心の注意をしています。お客さまをお待たせしない対応ができるよう、常に心掛けています」

接客業が長かった小林にとって、お客さまはかけがえのない存在――。

小林「もういまは“お客さまは神様”とは言わないかもしれませんが、やはり大切な存在です。せっかく私たちの会社を選んで来てくれた方を、待たせたり不安にしたりすることは、絶対に避けたいのです」

また社内で心がけているのは、「できるだけ自分から仕事を探して増やしていく」ことです。

小林「先輩にわからないことを質問したときに、『私がやるから貸して』と言われることもありますが、『嫌です!教えてください!』と返すようにしています(笑)。

不動産の書類は専門性が高いため、資格がないとできないこともありますが、そういった仕事でない限りは、自分が対応できる幅を増やしたいと思っています。しっかり学んで、職場の中でもっと役に立ちたいと思っています」

勇気をもって踏み出したからこそ、出会えたもの

派遣先である積水ハウス不動産中部株式会社の魅力は「想像以上に成長できる環境」だと、小林は実体験から感じています。

小林「教育環境が整っています。パソコンなどのスキルアップはもちろんですが、人材育成にすごく時間を割いてくれます。個々の発言の場を設けて、個人の意見や考えを尊重してもらえるので、職場の人間関係もとても良いのです」

同じ職場に憧れの存在がいるという小林。それは、営業所の事務員の責任者です。

小林「何でもできる女性なんです。リーダーシップはもちろんあるし、社内でも社外でも、誰に対しても物怖じしているところを見たことがありません。

いつも寛大にゆったり構えて、物事に対応していらっしゃる方で。人柄というか、強くてかっこいいなと憧れます。仕事をするうえでも、人としても尊敬しています。あんな女性になれたらいいなと、ひそかに目標にしているんです」

そして、派遣元である旭化成アミダスの魅力とは。

小林「旭化成アミダスの担当者さんは、私以外にも多くの派遣社員を担当していると思うのですが、一人ひとりに親身になって時間と熱意を割いてくださっています。派遣会社に登録したのははじめてですが、希望条件を丁寧に効き出してくれて、スキルチェックなどもおこなってくれます。そうして人物をきちんと知ったうえで、派遣先を探し出してくれたのでとても安心しました。

希望に合う会社を何社かご紹介してもらったんですが、いくつも紹介できるというのは、それだけネットワークが広いんだろうなと思います。私には頼もしい味方がいると感じています」

いま小林は、毎日が楽しくてしかたないのだと言います。接客業のキャリアのなかで培った考え方や経験を活かすことができ、ずっとやりたかった事務の仕事につくことができた――。

さらなる未来についても、新たな展望が開けてきています。

小林「私はこの会社で働くことで、さまざまなことを学び、世界が広がりました。これを短期間で終わらせたくないと感じます。これから先、自分に子どもができて母親になったとしても、大好きな事務の仕事をずっと続けていきたいです」

憧れ続けていた仕事に、思い切って踏み出した小林の一歩は、着実に豊かな未来へと続いています。