PR Tableの小林祐太です。

前回の記事では、広報担当者がメディアの記者とコミュニケーションする上で大切な考え方のポイントを解説しました。

そのなかで触れた社会性や時事性について、「身につけるには具体的にどうすればいいの?」と思われた方もいると思うので、今回はもう少し深掘りしてお伝えしたいと思います。

僕は上記を身につける方法として、日々の新聞記事の構成を分解してみることをオススメしています。

大まかな新聞記事の分類

普段何気なく目にしている新聞の記事ですが、以下の2種類に大きく分けられます。

(1)ストレートニュース
簡潔に言うと、新しい情報を端的に届ける記事です。
「●月●日に△△社からAという商品が発売されました。価格は●円。商品の特徴は…」といったように、速報として事実情報を伝えている記事ですね。プレスリリースには、こういった要素が必ず盛り込まれていると思います。

(2)特集記事
世の中で起こっている出来事を、統計や専門家の意見、生活者の声など、取材をもとに構成されている記事です。記者の視点で、より深く分析や意見が述べられています。
とある飲み物が流行した理由を分析した記事や、新しい決済方法で消費行動がどう変わるか分析した記事などをイメージすると分かりやすいかもしれないですね。

この(2)特集記事には、社会性と時事性を考えるヒントが散りばめられているので、記事を分解してみたいと思います。

特集記事の構成を分解してみた

特集記事は、以下の6つの要素に大きく分解できます。

(1)タイトル
限られた文字数のなかで、パッと目を引くキーワードで現象を説明しています。
例えば、「●●男子」や「△△系」といった目新しい分類や、「日本最大の●●」などインパクトの大きさを伝えるものなどが代表例だと思います。

(2)時、きっかけ
記事のリード文では、「なぜ今取り上げたのか」の説明が盛り込まれています。
記念日(「●●の日」や周年)や、国や自治体が定める「●●週間」などが分かりやすいですが、その他にも「国際的なイベントまであと100日」「増税から1年」なども使われることがあります。

(3)現象(画)
記事の中で一番重要になってくるのが、どんな現象が起きているのかです。
取り上げられる内容は多種多様ですが、企業における取り組みの場合は、大手だけではなく中小やスタートアップなどでも事例があるかなど一部に偏っていないものが好まれやすいです。また、イベントの様子や展示物など、記事に使うことのできる画が撮れるかどうかは、テレビだけでなく新聞でも気にされる要素です。

(4)データ
記事で述べている内容について定量的な裏付けになるのが、データです。
国が発表している統計や企業やシンクタンクなどによる調査結果が用いられることが多いですね。人口の推移であれば、厚生労働省の「人口動態統計」など、「これ」という定番のものがいくつもあります。

(5)オピニオン(人)
定性的な裏付けとして、有識者や一般の生活者の意見が掲載されています。
第三者にも語ってもらうことでより信頼性が高まります。また、イベントなどを取材している場合は参加者の声があることでより臨場感が伝わってきますよね。

(6)考察
最後に記者としての考察がまとめられて記事が締めくくられます。

構成を意識して記事に目を通そう

それぞれの要素について簡単に紹介しましたが、新聞記事を読む際にこういった要素を意識して目を通すようにすると、段々と社会性や時事性に関するアンテナが高くなっていくと思います。(年末年始は、1年間の報道を振り返る企画も多いので参考になりますね!)

また、今進めている企画やコンテンツ製作でも社会性や時事性があるかのチェックに使えるのではないでしょうか。

以上、新聞記事の構成をもとに社会性や時事性を身につける方法をお伝えしました。
今後の企画やコンテンツを製作する際のヒントになりましたら幸いです。